西側諸国における路上生活者の増加

西側諸国における路上生活者の増加

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西側世界の経済危機により、ホームレスと呼ばれる、住む家を失った路上生活者が増加しています。

イギリスの路上生活者の数は2010年から2011年にかけて14%増加しています。

イギリスの新聞、デイリー・テレグラフによりますと、今年の1月から3月の間だけで、イギリスのおよそ4千世帯が親戚や知人の家に仮住まいをしている状態にあり、これは昨年の同じ期間と比べて44%増加した、ということです。

イギリスのナショナル・ハウジング・フェデレーションのダヴィッド・オア会長はこの状況について、次のように語っています。

「この生活形態では、2つの世帯がひとつの家に住むという苦労とともに、共同生活をしなければならない。このことは、家族の構成員の仕事や学業などの通常業務に混乱をきたす原因となる」

イギリスで、ホームレスの人々や失業者に対する優遇措置を制限する法律が実施される場合、これらの家族は一時的な住まいに対する家賃すら支払えなくなり、路上生活にならざるを得ないといわれています。

フランスではホームレスや適切な場所に住むことのできない人々の数が、およそ300万に達しました。フランス国立統計経済研究所の報告によりますと、ホームレスの30%が若年層であり、そして40%が女性だということです。

経済危機の影響を受けたギリシャの首都アテネでも、ホームレスの数が増えており、この町の多くの人々が、食糧事情の悪化に直面しています。

ホームレスは食べ物を得るために、ごみ箱をあさっています。

スペインでも経済危機が続いたことで、銀行の債務が支払えないことにより、1日当たり510世帯がホームレスになっています。

スペインの首都マドリードの市民の一人である、ホアキンさんは1年前、経済危機のために住む家を失いました。

彼は次のように語っています。「私は経済危機が発生する前は自動車整備工として働いていた。

しかし現在は職を失い、4人の幼い娘とともに路頭に迷うことになってしまった。

スペインの憲法によると、ひとつの家族はひとつの家を持つべきである、とされているが、私と家族は自宅から追い出されてしまった」。

ホアキンさんのアパートは小さく、また誰も中に入ることができないよう、窓と入り口がセメントで固められていました。彼はまた、次のように語っています。

「裁判所は、私たちが身を寄せる場所を見つける猶予すら与えてくれなかった。突如、10台の暴動鎮圧用の車が警察の車とともに来て、まるで前科者やテロリストを扱うかのように、私たちをアパートから追い出し、私たちが再びここで生活できないよう、入り口をセメントでふさいだ」

アメリカでも、ここ数年の経済危機でホームレスの数が増加しています。

現在、アメリカのホームレス問題は、日常茶飯事とみなされています。

IMF国際通貨基金の専門家グループによりますと、アメリカの不景気と、銀行に対するアメリカ国民の債務返済能力の欠如は、アメリカ国民の多くが家を失う危険にさらされている原因とされています。IMFのこの報告では次のように述べられています。

「これまでにおよそ250万人のアメリカの人々が自分の家やアパートを手放してきた。さらに、150万人が住宅ローンの返済ができない状態にあり、家を失う危険性にさらされている」

今日、アメリカで経済危機が始まってから4年が経過していますが、住む家を失ったこれらの人々の多くが、今なお車の中、駐車場、または路上で生活しています。アメリカの統計機関の報告によりますと、現在5千万人が絶対的な貧困状態の中で生活している、とされています。

アメリカのホームレスに関する調査から、労働法の機能不全、正当な理由なしの解雇、低賃金、あるいは教育水準の低い、非熟練労働で収入を得ている保護者の死亡などのさまざまな理由により、これらの人々が路上で生活せざるを得ない状況になっている、ということが明らかになっています。

複数の報告によりますと、洪水や地震により家を失った若い人の多くがホームレスになっている、とされています。

たとえば2005年に発生したハリケーンカトリーナは多くの人の命を奪っただけでなく、多くの人の家屋や避難所、職業を奪い、またアメリカ政府の支援がなく、公約が反故にされたため、国の支援を受けられなかったことにより、多くの人がホームレスとなりました。

アメリカの路上生活者の66%が独身であり、その4分の3が男性です。

そして11%は子供のいる家族となっており、その84%が配偶者のいない女性、という形になっています。

また、注目すべきなのは、およそアメリカの路上生活者のうち、アングロサクソン系は8%であり、11%がヒスパニック系かポルトガル系、40%がアフリカ系か黒人で、残りの41%はそれ以外の地域にルーツを持つ人々で、しかも黒人でない人々です。

法律による保護も、公には白人のみが受けられることになっていますが、ホームレスの中で最大のグループは黒人か、そのほかの国に属している人々です。

先進国における路上生活者の人口の増加の根源として、さまざまな理由をあげることができます。その理由とは貧困、失業、移住、麻薬中毒、精神的な疾患などですが、こうしたホームレスの中には虐待を受けていた女性や、家出をした若者やストリートチルドレンも見られます。

西側社会でホームレスの問題が出現した基本的な原因が、社会・経済的なシステムの機能不全であることは疑いようのない事実です。

西側社会では身体的・精神的な問題などの様々な理由によって、十分な収入がなく保険サービスを受けられない人々は、病気にかかった際、治療費を工面するために、貯金の全てや全財産を失うことがあります。

また、こうした国々では家庭内暴力が原因で、路上生活者全体の半数の人々は家族と共に快適な生活ができず、家族どうしの助け合いにより暮らすことができません。

さらに、やむなく家を出ても避難する場所もなく、路上で生活しているホームレスの人々が抱える他の問題として、精神的あるいは肉体的な疾患を挙げることができます。また、アルコール依存症、薬物依存症、性依存症もまた、西側の社会で人々が住む家や避難場所を失い、路頭に迷う原因となっています。

ホームレスの人々は路上で様々な問題や危険に晒されています。

彼らは治安の悪さ、空腹、市民権を行使できないことと隣り合わせに生活しており、他の人々から気にかけてもらえず、また結核エイズ、肝炎などの様々な感染症に罹患する危険性にも直面しています。

1984年から2010年までの機関にわたり、オックスフォード大学の研究者によって行われた調査によりますと、ホームレスの人々が結核に罹患する確率は、他の人々に比べてアメリカでは46倍、イギリスでは34倍であることが明らかになっています。

また、イギリスのシェフィールド大学が2011年12月に出した研究結果からは、ホームレスの人々の平均寿命が、普通の人々に比べて非常に短いということが明らかになっています。

この調査では、イギリスのホームレスの人々の平均寿命は男性で47歳、女性は43歳であるとされており、その一方でイギリスの人々の平均寿命は77歳となっています。また、研究者たちは、「ホームレスの人々の自殺率も、他の人々の9倍という高い割合を示している」と語っています。

西側諸国での最悪の経済状況と、政府による緊縮財政を考慮すると、この状況が西側諸国で生活している多くのホームレスの人々や、貧困層に属する数百万人の人々の利益になるとは、到底考えられません。

イギリスの新聞デイリーテレグラフは、次のように記しています。「今や問題になっているのは、不公正な福祉の費用の支払いや、一部が腐敗に絡んでいる、というということではなく、この費用の支払いが経済の点からして、もはや割に合わない、ということである。

ヨーロッパは未だ金融危機の初期段階にある。金融危機のもっと困難な段階が迫っており、ヨーロッパの人々は現在の段階が終わるやいなや、より厳しい緊縮財政に直面することになる。

緊縮財政による問題の方が、現在の問題よりさらに厳しい」。このような状況の中では、ホームレスや貧困層に属する人々が、これまで以上に忘れ去られていくことは確実と考えられます。



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巨大ハリケーン「サンディ(Sandy)」で甚大な被害を受けた米ニューヨーク(New York)州とニュージャージー(New Jersey)州が、深刻なガソリン不足に直面している。迅速な都市機能の回復に影響が及ぶ可能性もあり、クリス・クリスティー(Chris Christie)ニュージャージー州知事は混乱を避けるため、ガソリンを当面、配給制にすると発表した。偶数の日には偶数のナンバーの車のみガソリンを入れることができるという。

 深刻な浸水被害にみまわれた人口密集地区のマンハッタン(Manhattan)では、3日にはほぼ全面的に電力が復旧した。地下鉄の運行も、一部ですでに再開している。しかし、およそ120万人に停電の影響が及んだロングアイランド(Long Island)では、いまだ約55万人に影響が残っている。

 被災によって停電した世帯全体では、約40%(およそ90万人)が今も、電気を使えない生活を強いられている状況だ。ニューヨーク(New York)州のアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)知事によると、すべての世帯への電力供給が再開するまでには、あと一週間程度かかる見通しだという。

 折しも今週半ばには、暴風雨と気温の低下が予想されており、多くの市民が暖房なしで過ごすことになりそうだ。すでに営業を再開したガソリンスタンドの前には、徒歩や車で詰めかけた市民らが、燃料用のタンクを手に長蛇の列を作っている。

 一方、「サンディ」による米国内での死者数は、現在のところ少なくとも103人に上っている。ニュージャージー州警察によると、同州内では22人の死亡が確認された。



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タンカー事故:宮崎沖で貨物船と衝突、中国人1人軽傷

毎日新聞 2012年11月03日 21時09分

 3日午前3時ごろ、宮崎県串間市都井岬の南約10キロの海上で、山口県下松市の相馬海運所有のタンカー「宝生丸」(日本人5人乗り組み、366トン)とパナマ船籍の貨物船「MING YANG」(中国人14人乗り組み、1990トン)が衝突し、貨物船の中国人乗組員1人が頭部打撲の軽傷を負った。

 宮崎海上保安部によると、貨物船は右側面に約2メートルの亀裂が入り、自力航行できなくなったためタグボートでえい航した。タンカーも船首付近が損傷したが、自力で鹿児島県の志布志港に入港した。

 タンカーは鹿児島・奄美大島から下松、貨物船は千葉から中国へ向けて航行中だった。



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よくよく考えれば日本の右翼がこの国を間違った方向へ
扇動しているが、そのことすら気づいていない。


http://sankei.jp.msn.com/politics/topics/politics-17150-t1.htm


また、共同通信が石原、橋下、安倍では、日本は破滅に向かう石原の支持を高く偏向し煽動へと向けています。

一番の悪質な根はここにある。

必ず、石原、橋下、安部では産業や国民の多くの犠牲者を出し、それでなくても今現在
尖閣問題で日本の大手自動車会社、電器産業、輸出業者は倒れかかり、その影響で多くの失業者を
また増やし生活困難者を生み出しています。

また、こんな最低の最低の最低な人間の為に大企業が潰されて行かなければならないのか!!!
おかしいぞ!日本よ!!


そうした原因はすべて石原、橋下、安部、野田の後ろで操る者たちに責任があります。

電波業の広告はこれらの産業から成り立ち、それを自ら失うことになる。

国債を刷り続け、金利は膨張し、イザ、大企業は利益どころか大負債を抱え
日本の財政は立ち行きできないまでに落ち込み、気が付いた時はもう遅い。


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そこで地獄でもがき苦しんでいる者が言った、『父よ、ではお願いします。私の父の家へラザロをお遣わしください。

私には5人の兄弟がいますので、こんな苦しい所へ来ることがないように、彼らに警告して頂きたいのです』。

アブラハムは言った、『彼らにはモーセ預言者がある。これに聞くが良かろう』。

地獄でもがき苦しんでいる者が言った『いいえ、父アブラハムよ、もし死人の中から誰かが兄弟達の所へ行ってくれましたら、
彼らは悔い改めるでしょう』。
 
アブラハムは言った、『もし彼らがモーセ預言者とに耳を傾けないなら、死人の中からよみがえって来る者があっても、
彼らはその勧めを聞き入れはしないであろう』」。
 
ルカによる福音書16:19〜31